2026年11月5日の日本株|TOPIX反発、トヨタ急伸と半導体株安で明暗
2026年11月5日の日本株|TOPIX反発、トヨタ急伸と半導体株安で明暗
11月5日の東京株式市場は、TOPIXが反発する一方、日経平均は4日続落した。自動車株などへの買いとAI・半導体関連株への売りが並行し、指数によって異なる市場の姿が表れた。
株価・売買代金の基準日は2026年11月5日大引け。騰落率は11月4日終値との比較、売買代金は5日の東証取引分で、PTSを含まない。個別銘柄は普通株式を対象とし、ETF・REIT・優先株は含めていない。
主要指数とTOPIXの今週の動き
| 指標 | 5日終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| TOPIX | 3,940.39 | +45.01(+1.16%) |
| 日経平均 | 61,077.90円 | −1,110.73円(−1.79%) |
終値は大分合同新聞掲載の市況速報で確認した。TOPIXは前週末10月30日の3,965.07から、2日に3,930.28、4日に3,895.38へ下落した後、5日に反発した。前週末比は−24.68ポイント(−0.62%)。週はまだ終了しておらず、週間騰落率は途中経過である。3日は祝日休場だった。
業種別では輸送用機器が11.81%上昇した。半導体株の下落が日経平均を押し下げた一方、自動車などへの買いがTOPIXを支えたと解釈できる。ただし、個々の材料の指数寄与額を算出したものではない。市場全体の5日売買代金は確認できず。
株価変動と売買代金で注目した普通株式
| コード | 銘柄名 | 終値 | 前日比 | 売買代金 | 注目理由 |
|---|---|---|---|---|---|
| 7203 | トヨタ自動車 | 3,533円 | +16.68% | 3,548.42億円 | 業績見通しの改善が注目され、大幅上昇 |
| 285A | キオクシアホールディングス | 9,324円 | −13.14% | 1兆4,313.88億円 | 半導体関連への売りが続き、終値で1万円を下回った |
上表は注目例であり、市場全体の騰落率・売買代金ランキングではない。キオクシアの売買代金はトヨタの約4倍に達し、下落局面でも活発な取引が続いた。売買代金の大きさだけで買い越し・売り越しを判断することはできない。
財務健全性と評価指標
| 指標 | トヨタ自動車 | キオクシアHD |
|---|---|---|
| PSR(5日時点) | 0.77倍(掲載サイト表示) | 確認できず |
| 自己資本比率(9月末) | 36.7% | 49.8% |
| 利益剰余金(9月末) | 38兆5,390.51億円 | 2兆5,648.12億円 |
| 有利子負債残高(9月末) | 確認できず | 確認できず |
| RSI14(5日終値基準) | 確認できず | 確認できず |
財務数値は連結ベース。自己資本比率はIFRSの親会社所有者帰属持分比率に相当する。トヨタの数値は5日発表の中間決算を反映した株探データ、キオクシアは10月30日公表の中間決算資料に基づく。トヨタのPSRについて売上高の対象期間は確認できず、実績通期・直近12カ月・予想のどれかは断定しない。有利子負債は、表示された倍率から丸め誤差を含む残高を逆算しない。
7203 トヨタ自動車:業績改善と財務負担を併せて確認
ロイターは、7~9月期営業利益が前年同期比34%増の約1.13兆円となり、通期営業利益予想を3.9兆円に引き上げたと報じた。ハイブリッド車の販売や為替が支えになったとされる。株価は16.68%上昇したが、この値動きのすべてを決算だけに帰することはできない。
9月末の自己資本比率は36.7%で、3月末の37.8%から低下。利益剰余金も3月末の38兆7,098.58億円から若干減少している。利益剰余金は手元現金ではない。自動車製造と販売金融の双方を営むため、負債額を評価する際は金融債権など対応資産と事業区分を確認する必要がある。低いPSRだけを根拠とした割安判断は避けたい。
285A キオクシアHD:財務改善と株価下落が同時に進む
9月末の持分比率は49.8%で、3月末37.9%から改善した。利益剰余金も増加している。一方、5日の株価は13.14%下落。AI投資やデータセンター建設を巡る警戒が半導体株の重荷として報じられており、足元の利益増加と将来の需要期待は分けて考える必要がある。米国の規制が実際の受注や利益をどの程度変えるかは未確認である。
関連ニュースと今後の確認点
トヨタの業績見通し改善に加え、アサンテ(6073)は5日、通期営業利益予想を2億円から4.5億円へ引き上げた。ただし前期比では減益予想であり、「上方修正」と「増益」は同義ではない。市場全体が上昇したかどうかだけでなく、決算の内容と事前期待との差を見極めることが重要となる。
算出方法・未確認事項
- 指数と個別株の前日比は終値同士で比較。TOPIXの週次動向は前週末終値から5日終値までの途中経過。
- RSI14は通常、14営業日の上昇幅・下落幅を用いるが、単純平均とWilder平滑化では値が異なる。今回は5日までの検証済み系列を揃えられず、数値は掲載していない。
- キオクシアは10月1日付で1株を3株へ分割している。今回の前日比較は分割後同士。過去の高値等との比較には調整後株価が必要となる。
- 情報確認日は2026年11月5日。市場全体の売買代金、両社の有利子負債残高、PSRの統一基準、RSI14は未確認事項として残る。
