2026年11月4日の日本株|TOPIX続落、半導体株安の一方で三菱商事が上昇
2026年11月4日の日本株|TOPIX続落、半導体株安の一方で三菱商事が上昇
市場データ基準日:2026年11月4日大引け。財務データの基準日は本文に記載。
11月4日(水)の日本株は、半導体関連株を中心に売られ、TOPIX・日経平均ともに3日続落しました。日経平均は一時3,000円超下落しましたが、午後後半に下げ幅を縮めています。一方、個別では好決算や自社株買いを発表した三菱商事などが上昇しました。 [1] [2]
市場全体
| 指数・市場 | 11月4日終値・実績 | 前営業日比 |
|---|---|---|
| TOPIX | 3,895.38 | −34.90ポイント(−0.89%) |
| 日経平均 | 62,188.63円 | −893.23円(−1.42%) |
| 東証プライム売買代金 | 10兆8,055億円 | ― |
| 東証プライム騰落数 | 値上がり425、値下がり1,084、変わらず43 | ― |
前営業日は11月2日(月)で、3日(火)は祝日休場でした。4日の日経平均は一時60,030.10円まで下落。米中間選挙の開票状況やAI・半導体投資への影響を巡る警戒が売り材料として報じられる一方、後半は買い戻しが入りました。選挙結果と個々の株価変動の因果関係は断定できません。 [1] [3]
TOPIXの今週の動きは、前週末10月30日の3,965.07から、11月2日に3,930.28、4日に3,895.38へ低下しました。4日終値は前週末比−69.69ポイント(−1.76%)です。今週はまだ終了していないため、途中経過です。 [4] [1]
注目銘柄
株価騰落率は11月2日終値比、売買代金は11月4日単日の東証取引分です。
| コード | 銘柄名 | 4日終値・騰落率 | 売買代金 | 注目理由 |
|---|---|---|---|---|
| 285A | キオクシアHD | 10,735円、−5.38% | 1兆6,729億円 | 売買が集中。一時9,635円まで下落した後、下げ幅を縮小 |
| 6370 | 栗田工業 | 5,347円、+15.06% | 約243億円 | 先週の業績下方修正後に急落し、この日はストップ高 |
| 8058 | 三菱商事 | 5,148円、+7.87% | 約1,217億円 | 取引時間中に通期利益予想の引き上げと自社株買いを発表 |
| 4183 | 三井化学 | 1,803.5円、−12.90% | 確認できず | JSR買収に関する報道後、資金負担への懸念が報じられた |
参考として、この日の値上がり率ランキングでは栗田工業が首位、ペガサス(6262)が2位でした。株探の集計は株式分割等を考慮した修正株価を使用し、当日新規上場銘柄と地方銘柄を除いています。 [11]
財務と値動きの確認
| 指標 | キオクシアHD | 栗田工業 | 三菱商事 |
|---|---|---|---|
| PSR | 7.56倍 | 確認できず | 確認できず |
| 自己資本比率 | 49.8% | 約60.1% | 確認できず |
| 利益剰余金 | 2兆5,648億円 | 3,229.79億円 | 6兆4,319億円 |
| 社債・借入金 | 金額確認できず | 959.06億円 | 金額確認できず |
| RSI14 | 30.9 | 24.8 | 確認できず |
基準日と算出方法: キオクシア・三菱商事の財務数値は2026年9月30日、栗田工業は最新確認可能な6月30日現在です。自己資本比率はIFRSの親会社所有者帰属持分比率で、栗田工業は持分÷総資産から計算しました。栗田工業の社債・借入金は流動・非流動の合計で、リース負債は含みません。
RSI14は11月4日終値までの直近14営業日の値上がり幅合計÷値動きの絶対額合計で算出した単純RSIです。一般的な平滑化を使うRSIとは値が異なります。キオクシアのPSRは情報サイトの表示値で、売上高の対象期間を確認できていません。栗田工業・三菱商事のPSRは、確認した表示が取引途中の株価と混在していたため掲載を見送りました。 [12] [13] [13] [14] [15] [16] [16] [6] [6]
キオクシアHD:売買集中と財務改善を分けて見る
9月末の親会社所有者帰属持分比率は、3月末の37.9%から49.8%へ上昇しました。4~9月期の大幅増益に伴い利益剰余金も増えており、財務面は改善しています。一方、半導体メモリー市況やAI向け需要への期待変化に株価が大きく反応しやすい点は注目です。社債・借入金の正確な残高は今回確認できませんでした。 [12] [17]
栗田工業:急反発後も工事損失の確認が必要
10月29日に、米国の電子産業向け水処理装置案件の工事損失を理由として、通期純利益予想を507億円から287億円に下方修正しました。その後の急落を経て、4日は反発しています。株価上昇が工事損失の解消を意味するわけではなく、今後の決算で損失の内容や追加リスクを確認したい銘柄です。 [18]
6月末の親会社持分比率は約60.1%。一方、社債・借入金959.06億円に加えてリース負債もあり、自己資本の厚さと併せて資金負担を見ておく必要があります。次回決算は11月5日予定です。 [13] [13] [6]
三菱商事:業績予想引き上げと株主還元
4日14時に、通期の親会社帰属利益予想を1兆1,000億円から1兆2,000億円へ引き上げました。同時に、取得額1兆円を上限とする自社株買いを発表し、午後の株価上昇につながったと報じられています。上限は実際の取得を保証する金額ではありません。 [19] [20] [21]
9月末の利益剰余金は6兆4,319億円でした。自己資本比率と有利子負債は最新決算の正確な値を今回確認できず、資本余力の総合評価は保留します。 [14]
三井化学:買収は「検討中」で決定済みではない
三井化学はJSR買収に関する報道を受け、検討していることは事実としつつ、現時点で決定した事実はないと説明しました。市場では資金負担への懸念が報じられましたが、買収の実施や条件は未確定です。PSR、自己資本比率、利益剰余金、有利子負債、RSI14は今回確認できませんでした。 [22] [10]
*注:キオクシアは10月1日に1株を3株へ分割しています。今回の11月2日と4日の株価比較は、いずれも分割後です。* [23]
出典・参考資料
- ロイター:11月4日東京株式市場(確認日:2026年11月4日)
- 株探:11月4日大引け(確認日:2026年11月4日)
- マネックス証券:東京市場まとめ(確認日:2026年11月4日)
- TOPIXの推移(確認日:2026年11月4日)
- キオクシア株価(確認日:2026年11月4日)
- 栗田工業・株価時系列(確認日:2026年11月4日)
- 栗田工業株価(確認日:2026年11月4日)
- 野村證券:三菱商事株価(確認日:2026年11月4日)
- 三井化学・株価時系列(確認日:2026年11月4日)
- ロイター:三井化学とJSR買収報道(確認日:2026年11月4日)
- 株探:11月4日値上がり率(確認日:2026年11月4日)
- キオクシア決算・財務(確認日:2026年11月4日)
- 栗田工業・四半期貸借対照表(確認日:2026年11月4日)
- 三菱商事・中間決算(確認日:2026年11月4日)
- キオクシア参考指標(確認日:2026年11月4日)
- キオクシア・株価時系列(確認日:2026年11月4日)
- 楽天証券:半導体株と米中間選挙(確認日:2026年11月4日)
- 株探:栗田工業の反発背景(確認日:2026年11月4日)
- 三菱商事:2026年度第2四半期決算公表(確認日:2026年11月4日)
- 株探:三菱商事の業績修正(確認日:2026年11月4日)
- みんかぶ:三菱商事の決算と自社株買い(確認日:2026年11月4日)
- 時事通信:三井化学のコメント(確認日:2026年11月4日)
- キオクシアの適時開示・株式分割注記(確認日:2026年11月4日)
