2026年11月6日の日本株|TOPIX5.90%安、半導体株から全面安へ
2026年11月6日の日本株|TOPIX5.90%安、半導体株から全面安へ
11月6日の東京市場は大幅下落となった。TOPIXは3,707.99、日経平均は57,434.77円で終了。AI・半導体関連への売りが市場全体に広がった。東証プライムでは値上がり21銘柄に対し値下がり1,523銘柄と、下落の広がりが鮮明だった。
基準日:2026年11月6日大引け。個別株は普通株式のみを対象とし、ETF・REIT・優先株を除く。前日比は5日終値との比較。売買代金は6日単日の東証取引分で、PTSを含まない。
市場全体と週間動向
| 指標 | 6日終値・実績 | 前日比 |
|---|---|---|
| TOPIX | 3,707.99 | −232.40(−5.90%) |
| 日経平均 | 57,434.77円 | −3,643.13円(−5.96%) |
| 東証プライム売買代金・概算 | 12兆4,808億円 | ― |
週間対象は11月2日~6日。3日は祝日休場のため4営業日だった。TOPIXは前週末10月30日の3,965.07から257.08ポイント下落し、週間騰落率は−6.48%。5日には反発したものの、6日の急落で週間の下げが拡大した。
報道では、米国のAI・データセンター規制への懸念と、前日の米半導体株急落が重荷とされた。規制の実施や企業業績への影響が確定したことを意味するものではない。出来高・売買代金の増加だけで、買い越しや投げ売りの主体は特定できない。
注目した普通株式
| コード | 銘柄名 | 終値 | 前日比 | 売買代金 | 注目理由 |
|---|---|---|---|---|---|
| 285A | キオクシアホールディングス | 8,511円 | −8.72% | 1兆4,148.25億円 | 半導体株安の中で大商い。財務改善と将来需要への評価を分けて確認したい |
| 7011 | 三菱重工業 | 2,912.5円 | −4.57% | 2,362.84億円 | 中間決算と業績修正、製品保証引当の損失計上を同日開示 |
上表は注目例であり、市場全体のランキングではない。株価・代金は株探およびYahoo!ファイナンスで確認した。
財務健全性と評価指標
| 指標 | キオクシアHD | 三菱重工業 |
|---|---|---|
| PSR(6日時点) | 確認できず | 1.63倍(情報サイト表示) |
| 自己資本比率(9月末) | 49.8% | 38.7% |
| 利益剰余金(9月末) | 2兆5,648.12億円 | 2兆427.52億円 |
| 有利子負債残高(9月末) | 合計確認できず。非流動の社債・借入金は5,432.31億円 | 残高確認できず。有利子負債倍率0.26倍 |
| RSI14(6日終値基準) | 確認できず | 確認できず |
財務はIFRS連結。自己資本比率は親会社所有者帰属持分比率に相当する。キオクシアは10月30日決算短信、三菱重工は6日発表を反映した決算データを使用した。PSRの売上対象期間は確認できず、実績・予想を断定しない。非流動債務は債務総額とは異なり、流動部分とリース負債の扱いを揃える必要がある。有利子負債倍率から残高を逆算することは避けた。
285A キオクシアHD:資本の改善だけでは株価下落を止められない
9月末の持分比率は49.8%となり、利益剰余金も増加している。一方、6日の株価は8.72%下落し、売買代金は1兆円を超えた。蓄積した利益が厚くても、メモリー価格や設備投資の先行きへの期待変化は株価に影響し得る。利益剰余金は現金残高ではなく、財務評価には現預金、債務、投資計画を併せて確認したい。半導体株全体への売りと企業固有の要因の寄与割合は確認できない。
7011 三菱重工業:増益と保証費用の両面を確認
4~9月期の売上高は2兆5,232.69億円、親会社帰属利益は2,032.91億円となり、前年同期比でそれぞれ19.4%、76.9%増加した。9月末の自己資本比率は38.7%で、3月末37.3%から上昇している。利益剰余金も増え、資本面の積み上がりが確認できる。
6日13時30分には業績予想修正と特定プロジェクトの製品保証費用引当による損失計上などを開示した。好業績と追加負担を分けて検討する必要がある。株価は市場全体の急落下で4.57%安となったが、下落を保証費用だけが原因と断定することはできない。
